観劇・旅行・日々のこと


by nao201009
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PARADE 

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リンカーンが暗殺されたBox席。犯人は南部連合支持者の俳優だったとか。


1999年のトニー賞で脚本賞と楽曲賞を獲っている作品。
今から約100年前、南部ジョージア州で実際にあったレオ・フランク冤罪事件を題材とした作品。
レミゼ以外にこれも観たくなり、リピートも想定の上、貴重な3泊をDCに捧げたのでした。

そもそもミュージカルとしては重すぎないか?ストプレや映画で扱われそうな題材ではないかと思ったのですが…。
ミュージカルファンなら一度は訪ねているであろうこちらのサイトで劇評を読み俄然興味がわきました。

NYなど大都市だけではわからないもうひとつのアメリカ。
複雑な南部社会の実態を浮き彫りにする冤罪事件。
誰もが心の奥に秘める闇。それはなんらかのきっかけで見境のない敵意へ変わり、扇動されて完全に理性のタガがはずれる恐ろしさ。やっぱり究極に重かった…。

ナンバーはどれも印象的。特にオープニングで歌われる「The old red hills of home」
故郷ジョージアを讃えるゴスペル調の壮大な合唱曲。
旅行期間中、NYに移動してからもずっとこの曲が頭から離れなかった。

静かな田舎街で起こった暴行殺人事件。被害者は14歳の少女Mary。
殺される直前、Maryは給料を受け取るためにLeo(Maryの働く工場の主)の事務所に立ち寄っていた。

そして様々な人物がそれぞれの事情で「Leo=犯人」の土台を固めていく。
事件を扱う検事Dorseyの陰湿な企みや、ジャーナリストTom Watsonの売名行為。
LeoはNY出身(北部出身)のユダヤ系。
さっさと事件を片付けるには格好の犯人像。民衆の憎悪を煽るにも格好の犯人像。

CDで聞いた時から一番気になっていたのは、Maryのお葬式の場面。
ここで歌われるMaryのボーイフレンドFrankieのソロ「It don't make sense」と参列者たちのコーラス「There is a fountain」は鳥肌もの。
Frankieは終盤、犯人への憎しみを力の限りのロングトーンで歌いあげ、そこに鐘の音が不協和音で絡みつく…。
この先の不条理な展開を暗示するのにこれ以上の楽曲編成はないと思う。

裁判シーンでは、Frankieや、Leoの工場で働く人間が次々とでっち上げの証言を積み上げていく。
そして、陪審員の判決「guilty(有罪)!」が響き渡り…。
ここでプロローグの「The old hills of home」が一瞬流れ、それはすぐさま不気味に明るい不協和音のメロディに変わり、Leoと妻Lucille以外の登場人物がみな判決に狂喜乱舞して踊り出す…。

怖いです。この場面。この怖さはMusicalならではのもの。
壮大な合唱曲が場違いに陽気な不協和音へと移行する様は、人間の建前と本音(無意識下の悪意とか)を見せつけられた思いがする。
きっと、ひとりひとりは普段は善良な人物。それが集団となった時、それぞれの心の奥深くに眠る憎悪が呼びさまされ増幅するような・・・

Dorsey検事と取引をして、決定的な偽証をする黒人の囚人(仮釈放中?)Jim Conley。
彼もまたアメリカの闇を象徴する人物。
彼によって(作品の中での)真実が明らかになる場面では思わず寒気が…。

物語後半では、妻Lucilleの奮闘でなんとかLeoの死刑は取り下げられる。
牢獄でのピクニック。シートを広げて寝そべって。夫婦の絆を確かめ合うふたり。
泣けるんだここが…。それだけにその夜の出来事がやりきれなくて…。これが実話だという事も。

ラストはまた「The old hills of home」の大合唱。
彼ら(表面は善良な人々)はこの曲を免罪符のごとく朗々と歌い上げる.........

未亡人となったLucille。「私はジョージアの女よ(だからこの土地から離れられない)」
歌う彼らをおもむろに見まわしながら最後はそのコーラスに加わるのだけど(歌ってはいなかったかな)
そんなLucilleを観て、なんとも解せない思いとともに部外者には立ち入れない何かを感じました。
その土地に生まれた定め。その時代に生きた定め。
強烈なイデオロギーが根付いている土地に生きる事って・・・

こんな感じで本当に重くて、感想を書いて改めて「やっぱりこれはマチソワ無理」と思ったくらい。
でも、でも絶対またいつか観たい作品です。
初演とはだいぶ違う演出になっていると思うけど、演出によって受け止め方がだいぶ変わる作品だと思います。
ロングランはないでしょうが、いつか期間限定でBWリバイバルはあってほしいな。

いや、本当に曲はどれも素晴らしいです。様々なジャンルが混在しているのだけど、この作品でこの場面、この人物描写、心理描写はコレしかない!と思えるから不思議。
Jason Robert Brown、「お名前だけは」という感じでしたが、彼の他の作品も観てみたくなりました。

それとストーリーを追うだけで精いっぱいでしたが、それぞれ役者さんも素晴らしい熱演でした。
特にJim Conleyを演じた方が印象的。
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by nao201009 | 2011-11-03 22:31 | 観劇記録(DC)

DC2日目

10/8(土)
明け方目が覚めてしまい、昨日スーパーで買っておいたマフィンとヨーグルトで朝ごはん。
8時前には部屋を出てとりあえずスタバへ。ネットをチェックしながら1日の動きを確認。

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まず向かった先はホワイトハウス。
敷地の中に入るにはツアーに参加しないといけなかったので遠巻きに見ただけ。
9.11のテロ以来、建物の中は観光できないみたい。建物内も見れるのなら参加したかった。


e0199878_23295370.jpgその後、サーキュレーターという循環バスに乗ってジョージタウンへ。
可愛い街並で、ブルックリンのSmithストリートに似てる感じ。
散策しながらブランチのお店を物色。
DC名物のクラブケーキを食べてみたかったのです。エントランスのmenuをチェックしながらお店選び。




e0199878_23333991.jpgカジュアルで、なるべくお客がいっぱい入ってそうなお店を選び・・・
これがブランチメニューのクラブケーキ。
カニの身のハンバーグみたいな料理。
普通に美味しかったです。






ブランチ後、またサーキュレーターに乗ってユニオンステーションへ。
DCからNYへの移動はAmtrakという長距離列車。事前にネットで予約したチケットを発券しに行きました。
無事発券して乗り場も念入りに下見。荷物を抱えてスムーズに動けるように。
ユニオンステーションはNYのグランドセントラルをこじんまりさせた感じの建物でした。


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駅を出るとすぐ近くに国会議事堂があるので、これも遠目に見物。
いい天気で夏の陽気。
モール内を少し歩いて地下鉄で移動。






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ナショナルギャラリーへ。
DCの数ある美術館・博物館はなんと無料!

ありがたくフェルメールを鑑賞させていただきました。
全部で4点あるそうな。
3つしか見つけられなかった。



美術館を出た後は一度ホテルに戻って、観劇に備え1時間ほど仮眠。
この睡眠調整がなぁ・・・せっかくの旅先でもったいない時間ではあるけれど、観劇中に寝てしまったらもっと勿体ないですからね。
日々の行動予定に折り込んでます(笑)

そして、DC行きを決めたもうひとつの理由「PARADE」観劇へ。

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劇場はフォードシアター(上の写真)リンカーンが暗殺された劇場です。観劇しなくても普通に観光できるようになってます。
劇場の向かい側は、撃たれたリンカーンが運び込まれたピーターセンハウス(下の写真)当時は一般の宿屋。ここも観光スポットになってました。

私は観劇のみのつもりでチケットを買ったのだけど、劇場地下のリンカーン博物館は開演30分前から見学できると教えてもらいました。

すごいです。この博物館。
リンカーンが撃たれた日の行動が時系列で展示されていたり、撃たれた時に来ていた服も展示されていたり。
ピーターセンハウスでリンカーンのために使われた枕も。
そして犯行に使われたピストルもありました。

誰もが呼吸を潜めるように厳粛な雰囲気で見学。自分がいるこの建物内で起こった出来事、世界の歴史に刻まれた1日を重く実感。

劇場には、リンカーンが座った(そして撃たれた)BOX席も展示されていました。

そして開幕。
この先またいつか、この作品のためなら飛べる、と思える舞台と出会ったのでした。
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by nao201009 | 2011-10-23 00:42 | NY&DC旅行記

Les Miserables DC公演

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2月にシカゴで観たのと同じプロダクション。バルジャンが変わってました。
後はほとんど同じキャストだったかな。
あいかわらずパワフル!今回のバルジャンがまた暴走振りに輪をかけてます(笑)

まず、東宝版のオリジナル演出にどっぷり浸った後で改めての感想。
身もフタもない言い方をするとセットが邪魔・・・。
たとえばlovely ladies。上手に娼婦小屋のようなセットが配されて、そこに娼婦たちがいます。
オリジナル演出の、ガランとした舞台中央に浮かび上がる幻想的な雰囲気がなくなっちゃって残念。
あれもセットがない舞台ならではの見せ方だったんだなぁ。

あと照明による演出効果が希薄になってしまったかな。
前回観て、あまりにもジャベールの印象が薄くて、感想を読み返しても何もないくらいだったのですが。
役者さん自体は良かったと思うのだけど、病院でも下水道でも、新演出では対決場面にインパクトがなくなっちゃった。
あの音楽とともに、暗闇にバーン!と突き刺さるような照明で登場するからこそ「これぞジャベール」だったのに。
新版ではドカドカ袖から走りこんでくるんだけど、あれでは狂気を帯びた執念が伝わらない。

新バルジャンおもしろかった~。
もしサカケンさんがバルジャンを演じたらこんな感じかな、と。
(ちなみに私はサカケンさん好きです!何を隠そうアンジョで一番観てるのは彼)
Bring him homeを大声量で歌い上げ、エピローグでもお迎えに来たファンティーヌに「支度できたぞー!」「今日で終わりだ!」みたいな感じ(笑)

こんな異色のレミゼ、これはこれで面白いし、なんといってもアンサンブルの迫力。
One day moreが始まると、一斉にグッと身を乗り出すような観客の熱気。
歌声が物体に感じられる。天井を突き破りそうな力強さ。
この迫力。そして観客のどよめき。幕間のむせかえるような高揚感。
そうか、私はまたこれをもう一度だけでも体感したくてDCまで来たんだ。

それにしても、ケネディセンターのオペラハウス(2300席)が連日のように満員になる。
3日目の夜も観ておこうかと思ったら無情にもSold out。
やっぱりレミゼはレミゼなのでした。
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by nao201009 | 2011-10-22 22:56 | 観劇記録(DC)

DC1日目

10/7(金)
ANA11:05発の便。最初の目的地はDC。NY便と違って空席が多いんですね。
チェックイン時にプレミアムエコノミーに変えてくれた!
良い旅のスタートが切れたかと思いきや、珍しく揺れに酔ってしまってしばしトイレを占拠。。。

同日の10:20頃、定刻どおりダレス空港着。
体調はすっかり回復。スタバで少し休憩して、リムジンバスに乗ったのが12時15分。
West Falls Church駅までは約20分。そして地下鉄に乗り換えて市内へ向かうのだけど・・・。市内行きの電車が全然来なくてホームで45分以上待ってしまった・・・。
や~っと来た電車に乗って20分ほどで滞在先の駅へ。ホテルに着いたのがちょうど14時。

簡単に荷物を整理して、ホテルのすぐ近くにあったTrader Joe'sで買出し。
適当にランチを済ませ、軽く観光に出かけてみました。

ホテルはワシントンサークルのそば。リンカーン記念館までまっすぐ南下するだけだったので歩いて行ってみた。

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ガーン!リフレクティングプールが工事中!
ショック・・・。ここにメモリアルタワーが映りこむ光景を生で観るのを楽しみにしてたのに・・・(涙)

いちおうリンカーン記念館をサラッと観て…本日の観光終了。











e0199878_23405513.jpg次に向かった先はケネディセンター。初日は、ここでレミゼを観るのでした。
まず予約したチケットをpick up。

開演は19時半から。3時間以上時間があったけど、もう動くのも面倒なので中で過ごす事に。
ここ(ケネディセンター)って、カフェのひとつもない?ロビーで飲み物を買えるだけ。
まぁ芸術の殿堂ですからね。

18時からロビーで無料のダンスパフォーマンスがあるという事で、そちらもしっかり鑑賞。男女4人による前衛的なダンス。
無料でありながら、見ごたえ充分のものだったのだけど・・・
突如、猛烈な睡魔に襲われソファで仮眠(最低)

でもこの仮眠のおかげですっきり頭でレミゼを観劇できました。
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by nao201009 | 2011-10-19 23:32 | NY&DC旅行記

Off to NY

待ちに待った連続休暇~。
今年はNY+DCへ行ってきます。

DCではコレを観ます。
どんだけ好きなんでしょ(笑)

そしてもう1作品。1999年のトニー脚本賞「PARADE」
どんなものかとアルバムを聞いてみたら…これは凄いものが観れそうな予感。

NYでは、Folliesは必ず観たい。オフで始まったRENTはどうしよう?
closeが決まったBilly Elliotも最後に観ておきたいな。

とにかく楽しみです!
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by nao201009 | 2011-10-06 23:23 | NY&DC旅行記